我ら夏組

今日は上二人の子（長女・小５、長男・小２）が通う小学校の運動会であった。
二人とも精一杯頑張る姿を見せてくれ、あらため成長を感じさせてくれる機会であった。運動会と言えば、いつも思うのが組み分けである。
子供達の通う小学校は、赤組、白組の二つに分かれる。今年は、二人とも赤組で、赤組が１００点以上の差をつけた圧勝であった。
どちらが勝とうが、精一杯戦うことが大切なのであろうが、やはり、勝負にはこだわるものである。しかし、この赤と白との組み分けというのは、実際にどのようにしているのか知らないが、本人からすれば、成り行きで決まっているようなものではないだろうか。

私がかつて通っていた高校は、春夏秋冬の４つの組があった。生まれた月によってわけるのである。
４〜６月生まれは春組、７〜９月生まれは夏組、１０〜１２月生まれは秋組、１〜３月生まれは冬組という具合である。最初は、何とも嫌な分け方だと思っていた。
なぜなら、運動が不得意な私は、運動会に前になると、うちの組はお前がいるからなぁ。。。というように、私が足を引っ張るから負けるかもしれないと同じ組の連中に良く言われていたからである。
ところが、生まれ月で負けると同様な事も言われるのであるが、組み分けは同じで、今年はお前と違う組になったとかがないので、そういえば、お前足が遅いから早く走れるように、こうしろ、ああしろとアドバイスをしてもらえたりしたのである。仮病を使って休めというやつも居たが。

生まれ月で分けると均等に分かれないのも、それそれで面白いなと思ったし、生まれ月で決まるので嫌なやつがいたとしても今年は運良く別の組にということないので、運動会前後は、クラス、学年を越えた一体感があり、いつも違う雰囲気が面白かった。
人間色んなコミュニティに属していると様々な人とを知り合えるし、コミュニティ毎に異なる価値観を知ることができるので、良いというが、まさしくそれで、学年、クラス、部活とは異なる運動会の組というコミュニティがあるのである。

子供の運動会に立ち会う度に、そんなことを思い出すのである。

タグ：夏組 運動会