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KeyHoleTVに出会う [戯れ言]

今更ながらなのかもしれないが、KeyHoleTVの存在を知った。サーチラボコグニティブ株式会社が開発したシステムであり、テレビ放送等をP2Pで送信するものである。
Wikiによれば、総務省の戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)で採択されたものである。総務省のページをみると、平成14年度採択されたもので、国際技術獲得型研究開発 分野で、「次世代P2P型コンテンツ流通高度化技術に関する研究開発」という課題であった。

これを知ったきっかけは、勝間・ひろゆき騒動となったテレビ番組をYouTubeで見ようとしたときに、ひろゆき氏がゲスト出演していた「博士の異常な鼎談」に出会い、他の回に苫米地英人氏がゲスト出演しているのを見つけ、それを見たことである。

仕組みとしては、P2Pなので、誰もが送信者になれるようだが、当初の実験は在京キー局が、難視聴地域対策の実験として、2007年5月24日から7月28日まで送信をしていたそうだ。しかし、今でも見られるチャンネルがある。どうやら、個人の人が受信した放送を送信しているらしい。送信用のソフトも提供されているから、可能なのである。
苫米地氏曰く、地上波デジタルのタイムラグは有事の際、テポンドン飛んだとか、緊急地震速報などのときに、国民の対応遅れにつながり、被害の拡大につながると言いたいらしい。確かに、圧縮されたデータを受信し、解凍して表示するまで3秒ぐらいあることは既知であり、NHKの時報もできなくなるということだ。

今後はどうなるのであろうか。アングラになっているぽいですね。個人が受信したテレビ放送をKeyHoleTVで送信することは、公衆送信権、送信可能化権という著作権の侵害になる。苫米地氏は、地上波デジタルのタイムラグについて、裁判の遡上に上げるために、自分たちを著作権の侵害をしていると訴えてほしいと言っていた。
いつまで、このソフトが提供され、放送局は著作権侵害されている状況を見逃し続けるのだろうか。3秒のタイムラグが有事に致命的になるという苫米地氏の主張が国民に広まるのを恐れて、黙認し続けるのだろうか。

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田中伸次

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